当社は1945年の設立、軍事用金属加工品の製造から始まりました。以来、時代に合わせコンピュータロッカーや板金筐体など、新たな製品開発に果敢に挑戦。これらの挑戦で培われたニーズを捉える力と高度な技術探求力は、現在「安心な暮らし」と「産業の発展」を支える事業へとつながっています。この80年にわたる成長の背景には、社員一人ひとりの「強い情熱」があります。現状に満足せず、学び、知恵を得て、互いに切磋琢磨することで、当社は大きく発展してきました。これからも「安心な暮らし」と「産業の発展」は不可欠なものとして、より高みを目指すとともに、人と人とが「つながる」社会基盤づくりに貢献してまいります。

当初は1940年に東京・五反田で「コトヒラ製作所」を創立。1945年に長野県上田市でコトヒラ工業株式会社を設立。そして、1971年にはユニットバスの製造に着手。その後、1984年には現在の東御市に本社を移転。1987年の佐久工場開設と1990年の一貫生産ライン完成により、生産体制を強化。1994年にはテクニカル棟を新設して研究開発部門を増強し、1997年にISO9001、2000年にはISO14001の認証を取得するなど、技術力と品質管理の向上に努めてきました。近年も、2016年の塗装工場建設、2017年の製缶棟竣工など、継続的な設備投資によって生産能力を向上させています。また、2024年には「職場いきいきアドバンスカンパニー」の認証を取得し、働きやすい環境づくりにも積極的に取り組んでいます。

これは創業から、社是として掲げてきた考え方です。終身雇用・年功序列が主流だった当時から、1人ひとりの自発的な働き方が尊重される現代へ。時代の変遷に伴って解釈を変え、社員がイキイキと働ける職場をつくりたいという思いは、今も受け継がれています。個々人が自分で考え、行動できるからこそ、さらに上を目指してチャレンジを続けられる。そんな環境のもと、今後は会社全体としても、より高みを目指せる経営を行っていきます。
1960年に上田市大屋へ新工場を建設し、大型板金設備を導入。1967年には大屋工場に倉庫工場を開設し、発展の基礎を確立しました。
1969年に東部町(現:東御市)へ新工場を設立しました。その後も拡張を続け、2001年には9号棟と4号棟を増設。2009年には10号棟を増築し、2018年には製缶棟の第2期工事を完了しました。
1987年に佐久工場を浅科村に建設。そしてその後、1990年に佐久工場2号棟を増築、1996年には自動倉庫を増設、1998年に佐久工場3号棟を増築しました。
東京都品川区に金刀比羅神社の分社があり、当社の創業者はその神社の目の前で転倒したことがあったとのこと。この出来事にちなみ、「コトヒラ」を社名に掲げたと言われています。
住宅業界向けユニットバスパネルを扱うユニット事業、一連の金属加工設備を駆使した高精度なものづくりを行う産機事業、独自の製品を世の中に送り出す自社製品事業。当社ではこれらの事業を柱に、幅広い領域に付加価値を提供しています。